【チャラ男に寝取られ ルート2 Vol.2~Vol.5(はるはる堂)】ネタバレ感想

今回紹介するのは、同人サークルはるはる堂から販売されている「チャラ男に寝取られ ルート2(Vol.2~Vol.5)」です。

本作はタイトルそのままに「彼女をチャラ男に寝取られる」という王道的な寝取られモノで、vol4.5も含めて5部作完結となります。

vol.1はルート1とルート2が共通となっており、とある理由からvol.2からルート1とルート2に分かれました。
チャラ男に寝取られの感想 好きな子がヤリチンにヤラれるまで
チャラ男に寝取られ ルート1 Vol.2のネタバレ感想 ルート1はこれで完結

 

vol.2 あらすじ

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本作は学校の映画研究会に所属する冴えない非モテ男子「藤木雄介」が、同じ研究会所属の清楚な黒髪美少女「相沢マドカ」を、下級生のチャラ男に奪われてしまうお話です。

藤木がマドカに惚れているだけでなく、マドカの方も自分と同じ趣味を持つ藤木にほのかな好意と期待を持っていましたが、奥手な二人は放課後どれだけ一緒にいても一向に進展せず……。
その一方でマドカに目を付けたチャラ男「坂崎卓馬」は、彼女との距離を少しずつ……しかし確実に縮めていました。


マドカとは帰り道が一緒なのを活かし、自分の家に帰るついでくらいの気軽さと粘り強さで彼女のと会話を積み重ねていくチャラ男。

マドカ自身も、チャラ男に付きまとわれるのが最初は嫌で仕方なかった筈なのに、それが次第に抵抗を覚えなくなっていくのを感じ始めます。


そんな自分の変化に焦ったマドカは、相談した女友達に「それじゃいつまで経ってもその先輩と付き合えないよ」煽られたのもあり、勇気を出して藤木にアプローチ。

しかし緊張から言葉足らずになったマドカの言葉は、藤木に「もしかして嫌われてる?」と勘違いをさせてしまいました。
そんな藤木の反応にマドカもまた「藤木君に嫌われてしまった……」と勘違い。

そしてこのまま誰にも好かれないまま終わってしまうのではという焦りと自暴自棄から、マドカはチャラ男の誘いに乗ってラブホテルへ向かってしまいます。

ホテルに入った後で「やっぱり私……」と正気に戻りかけたものの、最後は溜まっていた性欲に負けてしまいファーストキス、さらに挿入を許します。


チャラ男から内心「精液処理機ゲット」とバカにされているなどとは夢にも思わず、マドカは大切な処女を彼に捧げてしまうのでした……。

 

vol.3 あらすじ

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初体験のマドカでしたが、経験豊富なチャラ男にじっくり時間をかけて快感を教え込まれたせいで、最後はもう夢見心地といった顔に。

しかし行為が終わるとチャラ男から「そのスケベなカラダ目当てだったんすよ、あ~あ……藤木センパイかわいそう」とあっさりネタばらしをされて、再び絶望に顔を曇らせます。

が、セックスを経験して自信がついたマドカは、それから藤木に対して積極的にスキンシップを重ねるようになりました。

さらに休日には藤木と映画館や自宅でデートするようにも。
そして二人は正式な恋人関係になり、自然な流れで藤木とセックスする事にも成功します。

ところが、しばらくするとチャラ男が再びマドカに対してアプローチをかけ始めます。

チャラ男の正体を知っているマドカは当然ながら彼を邪険に扱い、そこから夏休みに突入して恋人の藤木との生活を楽しみました。

しかし夏休み明け、またもチャラ男はマドカの前に登場。

すると今度はマドカも、チャラ男を毛嫌いするそぶりを見せながら彼の話に付き合ってしまいます。
付き合い始めてから夏休みが明けるまでの数か月で、藤木と何度もセックスをしたマドカは、セックスの気持ちよさは相手によって全然違うのだと知ってしまったのです。

そしてあくまでもチャラ男の強引さに流されるという体で彼と学校の屋上でセックス。


部室で待っている藤木に対して罪悪感を覚えつつも、チャラ男が与えてくれる快感に溺れていくといきます。

 

vol.4、vol.4.5 あらすじ

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Vol.4はHシーンが少なめで、vol.4.5は完結後に発売されたヒロインが堕ちる過程が描かれたHシーン多めの内容です。


チャラ男との二度目のセックスから三か月……マドカは藤木とのデートやセックスを重ねていく裏で、チャラ男との肉体関係もこっそりと続けていました。


彼から送られてくるLINEをブロックできず、関係をバラされるかもしれないから仕方ないとホテルへ出向き……そうして気づけばチャラ男とセックスした回数は藤木とのそれを上回っていたのです。


時には強引にマドカをホテルへと引っ張っていき、時には「これで終わりにしよう……」としんみりした空気を出し、急に優しくなったり怒ったり、そんな風にしてマドカの心と体を振り回していくチャラ男。


次第にマドカは、チャラ男がろくでもない男だと思いながらも彼の事ばかり考えてしまうようになっていきます。

そしてチャラ男を「卓馬」と下の名前で呼び、「藤木とのSEXとは比べ物にならないほど気持ちいい」と認め、しまいには彼にアナル処女を捧げながら「卓馬が好きーっ!」と叫ぶまでになってしまっていたというオチです。

 

vol.5 あらすじ

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映画研究会で過ごす時間の中で「やっぱり私が本当に好きなのは藤木君だ」と思い直す事が何度もあったマドカ。

しかしセックスと男女の駆け引きに秀でたチャラ男の魔の手からは逃れられず、冬頃には「いつ藤木君に別れ話を切り出せばいいのか……」と迷うまでになっていました。

一方で藤木の方は、マドカがチャラ男に付きまとわれて迷惑しているのだと思い、彼をファミレスに呼び出して話をつけようとします。


チャラ男は藤木の意外な一面に驚きつつも、スマホで撮影したマドカの痴態動画を藤木に次々と披露。


同時に、マドカがどれだけスケベな女なのかもその口で説明していきます。

呆然とする藤木に対して一方的にベラベラと卑猥な話を続けた後、チャラ男はその足でまたマドカと一緒にホテルへ。

そして彼女を抱きながら、自分がマドカの代わりに藤木に引導を渡してきたと報告しました。

マドカはそれを聞いて最初こそ「あんなにイイ人を傷つけるなんて!」と怒ってみせたものの、最後はチャラ男との結婚をちらつかされて許してしまいます。

……それから数年後、チャラ男は俳優デビューしたものの女性スキャンダルの数々が暴露され、巨額の借金を抱えたまま芸能界を引退。

逆に藤木は映画監督として賞を獲得するほどの大出世をし、様々な女優に言い寄られるモテ期を経た後、映画好きの女性と結婚。

藤木は取材記者から恋愛のエピソードを聞かれると「ちょっと思い出せない」とコメントしてお茶を濁します。

しかし彼の脳裏には、あのような事になる前のマドカとの甘酸っぱいやり取りが浮かんでくるというオチです。

 

まとめ

巻数表記がちょっとややこしい、はるはる堂さんの「チャラ男に寝取られ」シリーズ。
vol.1はチャラ男の遊び人ぶりが描かれる前日譚みたいなものなので、vol.2が実質的な第1巻と考えてもらって問題ないと思います。

作品内の時系列順に並べて紹介すると、vol.2が70p、vol.3が64p、vol.4が66p、vol4.5が66p、そしてvol.5が70pと、5作合計で330p超という超大作です。

特徴としては間男視点がかなり多めで、おそらく作中で最もセリフが多いのも間男です。
マドカの抱き心地はどんなものか、どういった作戦でマドカを落としていくのか、それに引っかかるマドカはどれだけいやらしい女の子なのか……といった事をこれでもかと語っています。

チャラ男ほどではありませんが、マドカや藤木の心の声も勿論たくさんあるので、キャラクターの細かい心情描写が好きな人にはお勧めの作品です。

最後はハッピーエンド……なのかは人それぞれ捉え方に違いが出るものだと思います。

間男的にバッドエンドなので寝取られモノを寝取りモノとして読む方だと余韻も微妙になってしまうかもしれませんし、寝取られモノで間男に制裁が加わるのが好きな方なら良い結末なのかもしれません。

以上「チャラ男に寝取られ ルート2」の紹介でした。